専門家からの応援メッセージ

 

リスニングママ・プロジェクトは小さな子どもがいる母親にとって、とても有意義なコミュニケーションツールになるでしょう。

 

子育ては、子どもが成長していく喜びと充実感を味わうことができますが、反面、孤独感や不安、ストレスと隣り合わせです。

 

どこに居ても相談でき、手軽かつ同じ目線で話を傾聴し共感してくれるリスママのシステムは、今後ママたちのこころのサポートして、より広く活用されていくことを願います。

 

臨床心理士 丸山茂人(カウンセリングルームぶどうの木

リスニングママ・プロジェクトの素晴らしいところは「相談ではない」「アドバイスを提供するのではない」というところにあると思います。

 

私が実践している「対話(ダイアローグ)」という取り組みも、基本姿勢は、こちらが答えを提供するのではなく、相談者の中の解決につながる力があることを信じること、それを開花(エンパワメント)させるというところにあります。

 

また、こうした「傾聴」の取り組みは専門家ではなくてもできるというところも素晴らしいです。本プロジェクトの今後のますますのご発展を願っています。

 

医師 孫 大輔 (一般社団法人みんくるプロデュース

マザーリングはマザーにING。

私たちは"お母さん進行形。出産したら、いきなり母親になれるのではなく見たり聴いたり、経験してみて、だんだんだんだんにお母さんになっていくんだよね。”と、ささやきながら、そのささやきに共感してくださった女性たちの輪(リング)がネットワークとなって、今日まで、マザーリング活動を続けてきました。その、母親になる、なれる手段のひとつが、”傾聴力”を磨くことなのです。

 

私もリスママの活動を同じように、私たち母親が、”話をすること(自己開示)””話を聴いてもらうこと(傾聴体験)”の普及を願って模索し続けてきました。

 

30年前は電話や手紙相談という形だったものが、今はネットへと(メールやスカイプに)発展・進歩してきたのですね。手段や形がどんなに変化しても、私たち母親が自分の話を聴いてもらえる体験の積み重ねの先に、今度は話を聴いて差し上げる経験を積んで行く相互経験がリンクしてこそ、母親としての成長が果たせるという原理・原則は変わりません。

 

でも、言うは易く、行うは難し。

 

傾聴力の育成って、目に見えない。形として受け取れないのでなかなかビジネスとして成立しにくいのです。だから、誰か、ひとり、気づいた人が、静かな情熱を傾けて、やり続けていかなければなりません。そして、誰かが、その一人の実践者を、良い時も悪い時も陰ひなたなく、賛同し応援しつづけていく、その相互作用が必要なのです。

 

リスニングママ・プロジェクトは、ママの傾聴力の育成を、静かな情熱で継続してくださっている団体です。そして、私はその活動を、生涯かけて見守り、応援しつづけていきますよ!と賛同の手をあげる、一人になりたいと思います。

 

ほんとうは、私たち母親になった女性たちの誰もが、傾聴力の必要に気づき、その修練の機会を求め、傾聴力育成の指導者となるという世代間伝承が根付くといいのですが。そんな日がくることを、ともに夢見て願い続けたいと思います。

 

リスニングママ・プロジェクトへ。心からの応援をこめて。

 

マザーリング&ライフマネジメント研究所代表 たけながかずこ

(HP: http://mothering-trino.wixsite.com/mothering )