リスママの受容と共感の文化が日本各地に広がりました。ご支援ありがとうございました。

2023年9月に法人化5周年を迎えました。2014年に団体として活動を開始してからは、9年になります。

ご寄付でのご支援、並びに様々な形での応援、本当にありがとうございます。

 

2023年は活動がより確かさを増し、次の飛躍に備えた年でした。

メイン事業であるおはなしDAYは、昨年に続き、年間の設定枠は800件、ご利用は750件を超え「毎日おはなしDAY」をほぼ実現できました。

 

もう一つの事業である講座・研修事業は、リスママの「共感的傾聴」を届けられる講師が増え、一つの講座をきっかけに次の講座・研修依頼につながる好連鎖が広がっています。

 

withコロナになり、対面の講座も復活し出し、各地への出張講座の折に、スタッフ・学び仲間がリアルで会える機会も出てきました。

 

2024年には、さらに全国各地(世界各地!)に、リスママの受容・共感の世界観を広げられたらと思っています。

リスママの2023年3大ニュース

①代表講師ライチ&代表理事さとがFMラジオに出演

法人化5周年・世界メンタルヘルスデーにかけたプレスリリースをきっかけに、FMラジオ局J-Waveの番組「JK RADIO TOKYO UNITED」から出演依頼があり、番組内の「子どもたちが望む未来をデザインするグッドアクション」を紹介する「KIDZANIA TOKYO EYES ON THE FUTURE」というコーナーにライチ&さとが出演しました。
「今より優しく豊かで平和な未来」を願うコーナーは、リスママの理念とも嬉しい合致。
さらに番組ナビゲーターのジョン・カビラさんの声で「リスニングママ・プロジェクト」と紹介されたときには、スタッフ一同、大興奮でした。
その後、ラジオを聴いてリスナー活動に興味を持った、というお問い合わせもいただきました。
残念ながら音声のアーカイブ配信期限は終わってしまいましたが、記事は残っていますので、まだの方はぜひご覧いただけたら嬉しいです。アーカイブ記事はコチラから。

②リスナー2名誕生!おはなしDAY開始から通算3600件超!

 妊婦さんから小学生を子育て中のママの話を同じく子育て中のママが20分オンライン・無料で聴く「おはなしDAY」。
2014年から利用件数は毎年右肩上がりで増え続け、今年通算3600件を超えました。
おはなしを聴かせていただくリスナーは、今年新たに2名誕生しました。
日本以外にアメリカ、オーストラリア在住リスナーがおり、時差も利用しながら朝、昼、夜の枠を万遍なく設定できるようになり、2年連続で750件を超えるご利用があります。
利用者さんは日本にとどまらず、ヨーロッパ、アジア各地に広がりつつあります。

≪利用者さんの声≫

私は、ああ困ったなあという時によく聞いてもらいます。話したいなという時、予約をすればリスナーさんはそこにいてくれます。いてくれる安心感。話した後、また日常を少し頑張ろうと思ったりします。

③一つの講座依頼からの波及効果

2020年にリスママのリスナー養成講座を受講した学び仲間が「リスママの聴くを自分の住む地域に広め、聴きあえる地域にしたい」という強い思いから、地元の助成金を活用し「生きる力を育む★子どもの話を聴くコツ講座」と「どんと来い!思春期♪心の準備講座」の二つを地域に呼んでくれました。
そのとき一受講生として参加されていた方が里親会のリーダーをされていて、ぜひ県の里親会でも傾聴研修をと依頼して下さり、さらにそこから関東甲信越里親会リーダー研修も…と研修依頼がつながっています。
里親さんと里子さんの双方の幸せを願い、共感的傾聴を心を込めてお伝えしています。 

≪受講生さんの声≫

ひとくくりで傾聴と、ふんわりした中で今までやってきましたが、「きく」には3つの違う意味があることを、一から勉強できたことで、自分がどういう傾聴をしてきたか、反省と気付きがありました。自分自身も認めてあげ、心を傾け丸ごと受け止められる傾聴を意識的にしていきたいと思いました。


2024年に向けて

現在おはなしDAYの利用者さんは95%がリピーターさんです。話し、聴いてもらう心地よさを知っていただけたことはとても嬉しく思っていますが、まだ届いていない方々、特に妊産婦さんに広く知っていただきたいと思っています。

また、ママだけでなく支援者さんにも向けた、セルフケアに関連した新講座を企画中です。

大人が聴く聴いてもらいながら、心地よく生活する日常の中に子どもも含まれている、
そんな世界が広がるよう、まい進していきます。

ご支援の使い道

おかげさまで昨年、パンフレット・カードを作成することができました。
おはなしDAYの新規ご利用や講演・研修依頼に結びついています。

とは言え、残念ながら私たちの活動はまだまだマイナーで知らない方が多いのが現状です。
おはなしDAYの新規利用者さんの中には「ネット検索」でたどり着いて下さる方もいます。
子育てをする中で、しんどさを感じたり、誰かに話しを聴いてもらいたい、ただ共感してほしい、と思ったとき、誰にとっても身近な存在となるために、これまで以上に広報に注力したいと思っています。
まずは【このホームページを改訂】し、よりわかりやすく活動を紹介できたらと希望しています。

また、もし全国各地への出張講座の講師の出張旅費をご支援いただけたら、より多くの地域に「生きる力を育む★子どもの話を聴くコツ講座」を届けることができるようになり、今は低いと言われる日本の子どもたちの自己肯定感や問題解決力、援助希求力、レジリエンスなどの生きる力を育むことにつながるのではと考えています。

どうぞご支援、よろしくお願いいたします。